
昭和23年5月、当社は小さな硝子店として文京区白山の地に誕生しました。
敗戦の傷跡が残り物資のない此の頃配給品の板ガラスは組合員にしか渡らず、組合に属さない創業者は焼け跡の土を掘り起こしクズガラスを集め、それを某メーカーに運んで生板ガラスに交換したと聞いています。クズ1tで硝子1箱(1箱 900×1800 3mmが6枚)だったそうです。その時代から今日まで、当社はプラスチックドアや各種サイン・アルミフロントサッシ・ステンレスフロントサッシ・強化硝子ドア・装飾金物と、時の流れに合わせ事業の幅を広げて参りました。今では下請けながら街のあちらこちらにマエダが製作施工した製品を見かけることができます。
混迷を極めるこの時代、数々の試練を乗り越えてきた(株)マエダはお客様と共に作り上げる喜びを分かち合える会社でありたいと願います。その為には創業時から60有余年受け継がれてきた社訓「これでよいか」の精神の下、プロ集団としての誇りを胸に社員一同研鑽を惜しみません。
歴史が培った暗黙知の強みを活かし、多くの素材特性を知り総合的に扱えるメリットを持った会社としてこれからも社会に貢献して参ります。
これからも更なる皆さまのご支援とご鞭撻を賜ります様、心よりお願い申し上げます。
株式会社マエダ
代表取締役 前田 三枝子