マエダは自社のチェアとクロックだけでなく、各社のチェアやクロックの設計と製作も協力しています。また、5社の技術をアルミ製の大型フレームで紹介するインスタレーションの設計・製作も行いました。 現地の設営に関しても弊社が中心となり、「BASE TIMES kawaguchi」のメンバーとの連携は勿論のこと、現地の設営スタッフとも言葉と文化の違いを超えてコミュニケーションを取って現場対応しました。メンバーのほとんどが普段の業務の中で施工することはなく、現地スタッフともぶっつけ本番の関わりのため、設計の段階でいかに簡単に設営できるかを重視し、また、海外輸送のコストを削減するために、サイズの制限がある中での効率的なパーツ分けと重量を軽くしつつも強度が保てる設計を行いました。現場では設計以外の問題も発生しましたが、それらを全てクリアーして無事に完成させることができました。
マエダは、約80年前にガラス店から始まり、樹脂、金属と加工できる材料を増やし、取り扱える営業品目も増やして現在に至ります。今や本業となったこれらも当時は新しいコトへの挑戦でした。 そしてまた、新しいコトへの挑戦として、マエダにとって初の試みとなるグローバルな展開として、海外の展示会「ミラノデザインウィーク2025」へ出展しました。会場に訪れた世界の人々に、川口市や日本のものづくりの魅力、マエダの設計力や技術力、「BASE TIMES kawaguchi」の世界観を伝えられたと手ごたえを感じています。多方面の方々ともご挨拶させていただき、前向きなお言葉も多数いただいています。反響を次に繋げ、また新しいコトへ挑戦し、私たちはものづくりを続けていきます。