経営理念について

我が社における現在の経営理念は2008年に受講した経営ゼミの学びの中で生まれた。

「仕事に誇りを、社員に夢を 歴史を重ねるonly one 企業 それが株式会社マエダです」

それまでの経営理念は先代が創業者の作った経営理念に手を加えたものだと聞いている。

1.・・・ 2.・・・ 3.・・・・ と云う一般的な形式で書かれていた。

2001年、先代社長の急逝により私は実弟に「お姉さん正気?」と言われながらも専業主婦から社長になることを決めた。就任直後は役員はじめ社員には随分と迷惑をかけたに違いないと振り返って思う。実務経験がなく経営の基礎知識がない自分の言動で、周囲を振り回し困惑させた事も多々あった様に思う。

その様な中でとにかく一刻も早く経営の基礎知識を学ばなければならないと思った。幸いに会社の業績は安定しており、私は社長就任後しばらくして後継者教育を専門にしている二条先生の門をたたいた。それが出来たのは辞める人も無く、役員を筆頭に社員の方々が日々会社を支えてくれたおかげだ。

2008年、一通りの基礎知識を学んだ後、満を持し二条ゼミに入った。そこで徹底して自分を見つめ直す機会を得た。

「なぜ自分は親、兄弟から止められながらも社長になったのか」あの時の気持ちを思い出したときにスッと出てきた想いが上記の経営理念だった。

我が社の位置する業界にはまだまだ女性社長は少ない。男性優位の業界だと思う。就任当初は「よくやりますねぇ」「いつまで続くのか」「役員に頼っている名ばかり社長じゃないの?」といった視線も幾度となく浴びた。それでも応援し励ましてくれる業界の先輩方も少ないながらも身近にいて、その方たちの言葉が大きな支えになった。しかし一番の心の拠り所はやはり心の奥底から湧き出る経営理念にある想いだったと思う。

自分の経営理念を作って5年後の2013年、この想いは私が社長を退任するまでぶれることはないと確信し、ご縁のあった書家の若山先生に墨で認めていただき額装した。それが営業本部の応接間にある経営理念の額だ。

社員の皆さんにも一度じっくりと眺めていただければ嬉しく思う。